協力/施工 | 施工:清水建設 社寺・住宅部 構造:山辺構造設計事務所 設備・電気:空間設備コンサルタント 音響:永田音響設計 |
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規模 | 鉄筋コンクリート造、地上2階 敷地面積:776.40㎡ 建築面積:425.38㎡ 延床面積:538.34㎡ |
受賞 | 2009年 シカゴ・アテネウム・建築とデザインミュージアム2009国際建築賞 |
掲載 | 2009.3住宅特集 |
用途地域上周辺は近隣の家や商店が密集していることから、「外」にこの家を向けるのではなく、「インワード・ルッキング」にした。およそ235坪の敷地境界線ぎりぎりまで建物を接近させ、そのど真ん中に直径15m円形の中庭を設けた。すべての居室がこの中庭に向いていて緑、光、風をどの部屋にいても感じられる構造。外壁は外断熱の上に珪藻土を施し、室中の壁と天井のほどんどが漆喰塗装、そして床はライムストーンまたは竹のフローリングの自然材を用いている。
この家でも日本の伝統的家屋から学べる「暮らしの知恵」、例えば外と中のインターフェイスである縁側、坪庭、庇、通風、常緑と落葉の使い分け、屋上緑化を積極的に取り入れている。