協力/施工 | 施工:佐藤秀 構造設計・監理:アース建築デザイン 設備設計・監理:空間設備コンサルタント 電気:高木電気工業社 機械設備:新開工業 撮影:額村康博 |
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規模 | RC造一部鉄骨造、地上2階 敷地面積:649.70㎡ 建築面積:310.08㎡ 延床面積:477.78㎡ |
掲載 | モダンリビング2017年11月235号 モダンリビング2016年3月225号 住宅特集2015年11月号 |
「バリ風にモダンに」が主な設計要望でした。6m 角のグリッドを基本に 2 層の構成になっているプランは、周辺からのプライバシーを確保するよう直角グリッドプランに円形のインターフェイス・スクリーンを採用し、角の硬い感じを円で和らげています。 この円形のガラススクリーンは一般販売されている「葦簀(よしず)」の葦(よし)を半分間引いて撮影し、その写真フィルムを原寸に置き換え、ガラスの間に挟んだ完全なオリジナルです。 この葦簀に合わせ、ヒゴの「すだれ」を全体的にデザイン・モチーフとしてあしらったことがインテリアの特徴になります。 プランの中央には半屋外の 2 層分の吹き抜けアトリウムが配置され、屋根はシースルー太陽電池複層ガラスのトップライト、ほとんどの居室はこれに面し、外部とアトリウムからなる L字型の窓構成によりふんだんに光が入るよう工夫しました。玄関から奥、東側に設けられた LDK のリビングは上が吹き抜けになっていることから基本的に 2 層をつなぐ立体的なワンルームになります。リビングとダイニングのペンダントはすだれを巻き東南アジアの雰囲気を感じることができます。