建物で使用する材料選択は、暮らす人にも造る人にも非常に重要な要素です。
自然素材の選択は、地球環境への貢献はもちろんですが、実は、住み手に究極の快適さをもたらします。
それは、生命がもたらす力ではないかと考えます。
天然素材、地域産の木材、ケミカルに頼らない壁紙と自然塗料、シックハウスと調湿効果に優れる漆喰やシラス原料の左官材等々、サスティナブル素材の採用を心がけています。
特に竹素材については、生育時の環境負荷がないことだけではなく、その生命力あふれる美しさ、鈴木は独立時かESAの代名詞になるほど竹の植栽を続けています。
日本の中で、竹の採用が進んで一般的になったのはずっと後のことです。
「断熱」は家を快適にする大事なポイントです。
軽井沢での別荘建築を長年数多く手がける中で、寒冷地での「断熱」の重要性を経験的にも実感としても強く認識しています。夏の暑さに対しても同様です。
スウェーデンにたびたび滞在しながら、隙間風なく、ここちよい室内温度を保つ住宅にも学びました。
この点は妥協はしません。
従来の内に設置される断熱では、結露がシックハウスの原因にもなっています。
ESAでは地域や用途にかかわらず「外断熱工法」を採用し、快適で安定した室内温度を保ってよろこばれています。
この工法は言葉通り、建物の基礎・外壁・屋根と断熱材で包んでしまうもので、これにより省エネかつ快適な環境が実現できます。
これ以外にも暮らす人の立場に立って、エアコンよりも輻射冷暖房や床暖房、熱負荷低減のための屋上緑化や再生可能な自然エネルギーのソーラー発電の採用など、最新技術と安定性を加味したサスティナブル建築設計を実践しています。